公開日:2019年10月02日

今後の社会保障制度の重点課題とは?<令和元年第7回経済財政諮問会議から>

こんにちは、札幌のかかりつけ医@今井です。

 

長年医療政策は中医協という場がメインとなって議論されてきましたが、安部政権になってからは経済財政諮問会議が主導をもって社会保障処政策の議論をリードする形になっています。いい悪いは別にして、医療者は経済財政諮問会議で議論される内容については知っておく必要があると個人的には考えています。

9月30日に開催された令和元年第7回経済財政諮問会議において今後の社会保障制度の重点課題が政府から示されています。公的資料を丁寧に読み込めば5年後10年後の社会保障制度がかなりの確実で予想できると信じていますのでこの場で示された資料も少しみてみたいと思います。

以下に資料の内社会保障制度について言及された箇所を抜粋します。

資料3-1 社会保障分野のこれまでの成果と今後の重点課題について

文中にあるように社会保障制度の重点課題として以下の4分野を挙げています。

(1)予防・健康づくりやイノベーションの推進などを通じた経済再生・QOL の向上
(2)健康で安心して働ける環境整備
(3)AI 等の利活用やインセンティブの活用等を通じた人材不足や効率化
(4)データ・エビデンスをベースとした歳出の効率化とバランスのとれた負担の仕組み

 

それに関連した資料はこちらです↓

資料3-2 社会保障分野のこれまでの成果と今後の重点課題について

 

今後は働き方改革やタスクシフトと相まって病院や診療などの医療機関を取り巻く状況は劇的に変化していくでしょうね。ともすれば医療者は今までの働き方や仕事内容をそのままずっと続いてほしい、と心の奥底では思っているとは思いますが、資料をみる限り医療者に求められていく業務内容と、そこにかけられる人的資源に関してはかなり変化していくかなと個人的には感じました。皆さんは資料みて何か考えることはありましたか?よければ教えてくださいね。

 

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