在宅療養の患者さんのケア、もっとアバウトでいいんですよと伝えたいですね
こんにちは、札幌の在宅医@今井です。
在宅医療を数年やって自分としては当初に比べるとかなり経験を積んできたと感じています。が、それは医療者の自分の話であって、患者さん家族の方にとっては今回が”初めての在宅療養”っていう方がほとんどです。
初回の訪問の時から予想されることやこうなったらこうしましょうね、とお伝えし、さらに「そんなに緊張しなくてもいいですよ、肩の力を抜いて適当にやりましょう。大事なところは看護師さんや医師がやりますから」とできるだけそれに近いニュアンスの言葉はかけるようにしています。
ただ家族の方によっては病院と同じ様にケアしていかなきゃ、きちんとやらなきゃって思う方もいて、実際熱が37度を越えたり血圧が160を越えたら心配してどうしたらいいか?ってすぐに電話連絡をくれることもあります。
医師や看護師は基本的には電話があれば対応するようにしてはいますが、そんなにおおごとにつながるような異常は基本的にはそう多くはありません・・・・
在宅療養する時って家族の方は本当に些細なことも間違えてはならない!ってかなり緊張しているかと思いますが、もっとアバウトで、おおまかなやり方でいいんですよ、と少しだけアドバイスしたいです。何より大事なことは入院生活では得られなかった気の休まる、落ち着いた生活をしてもらうこと・・・何か異常があれば医療スタッフが気がつくしケアもしてくれると思うので、細かなことはあんまり気にせずできるだけ楽しい時間を過ごすような気の持ちようになってほしいですよね。そして医療者としてはそういう風にできるように頑張っていきたいと考えています。
在宅療養はもっとアバウトで!と緊張している患者さん家族の方へお伝えしたいと思っています。
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