公開日:2019年06月12日

日本人の3大死因に老衰がランクインしたのを知っていますか?

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

 

これまで3大死因は悪性腫瘍、心疾患、肺炎でしたが、2018年の統計において初めて老衰が3位にランクインしたようですね。

以下日経メディカルの記事

三大死因に初めて「老衰」 死亡診断書の書き方変化? 

 

記事の文中には

「死亡診断書の死因病名が「肺炎」「誤嚥性肺炎」とされていた症例の多くは、実際には肺炎が直接の死因ではなく、加齢性変化による衰弱などによって死亡しているといわれていたが、同ガイドラインの発行を契機に、誤嚥性肺炎で死亡した場合にも、死亡診断書の死因病名に「肺炎」ではなく「老衰」と記載する医師が増えてきていると推測される。」

と記載されていますが、実体験を元に話をすると在宅医療の現場で看取る患者さんのほとんどは、がんか老衰かのどちらかを死因で書くことが多い、なので死因の内訳で老衰が増えてきているのは単純に病院死ではなく在宅死をする人が増えてきているバックグラウンドがあるからではないかな、と思われます。

 

自然死としての老衰はおそらくは在宅死、病院以外での死が一般的になってくると死因の2位くらいにはなるのではないでしょうかね?個人的には在宅の現場でみる老衰という亡くなりかたはとても素敵な亡くなりかたかなと思いますよ。皆さんは自分がどう死にたいか考えたことありますか?なければ少し事前に考えておくことをお勧めしますよ・・・

 

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