公開日:2019年03月24日

北海道の在宅看取り率は全国ワースト??なのでしょうか・・・

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

 

本日は少し興味深い記事を見つけました。在宅医療の普及の目安の一つとなると思われる在宅看取りの%の全国統計の概算についてです。

以下興味ある方は元文読んでください。中日新聞より

在宅看取り、地域間で格差 都道府県別、最大4倍

記事の中身もそうですが、まあこの図をみれば何となく理解してもらえるのではないでしょうか?

 

と言う訳で北海道は4.8%と全国最低値を叩き出しています。どうしてこのような結果になったのか、皆さんは何か原因について考えはあるでしょうか?

自分としては

①この数字の結果は北海道では病院死が全国トップで多いことを物語っている

②なぜ病院死が多いのか?

③その理由は1)在宅医療が普及していない、2)病院が長期療養でも利用しやすい環境にある、3)高齢者でもACPを事前に考える機会がないため何か急変したら病院へ、となってしまう、

などと考えてしまいます。

当院で個別に努力できる内容としては1)在宅医療を普及させる、2)元気なうちから外来でもACPを意識してもらうようにする、といった内容ですが・・・・うーん、この統計の圧倒的な数字をみせつけられると北海道で在宅医療を普及させることのハードルがものすごく高いような気がしてきました。

 

まぁでも地道に努力するのみ!徐々にでも在宅療養を選択肢の一つとして患者さんや家族に認識してもらうように毎日診療していきたいと思います。皆さんはこの記事をみてどう考えますか?よければご意見教えてくださいね。

 

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