公開日:2018年12月10日

これは衝撃的な数字ですね!【札幌市内の小中学校の47%に口腔崩壊の子が・・・】

こんにちは、札幌のかかりつけ医@今井です。

 

結構前に口腔崩壊について簡単にブログで書いてみましたが札幌市内でも徐々にこの問題、大きな問題になりつつあるようですね。

以前の記事:【口腔崩壊って知っていますか?】子供の歯の問題って親の問題でもありますよね・・・

 

以下道新のHP公開部分より抜粋です

小中校の47%に口腔崩壊の子 札幌歯科医師会が3市1町調査  虫歯10本以上/未治療の歯 経済的困窮が影響

札幌歯科医師会が札幌など3市1町の小中学校を対象に調べたところ、虫歯が10本以上あったり、歯根しか残っていない未治療の歯が何本もあったりするなど、食べ物の咀嚼(そしゃく)が難しい「口腔(こうくう)崩壊」の子供がいたと答えた学校が47・6%に上った。経済的な困窮や、時間に余裕がなく治療できないことなどが主な理由とみられる。虐待の一つ「ネグレクト(育児放棄)」が懸念されるケースもあり、同歯科医師会は警鐘を鳴らしている。

 札幌歯科医師会が管轄区域の札幌、江別、石狩の3市と当別町の学校を対象に、初めて調査した。定期検診を毎年行う歯科医389人に8月に質問用紙を送り、9月までに271人(69・6%)から回答を得た。

 「口腔崩壊の児童生徒がいた」と回答したのは47・6%で、「いない」が47・6%だった。歯科医師会によると2012年以降、7府県で保険医協会が同様の調査をしており、口腔崩壊の割合が最も高かったのが宮城県の56・7%。最低が兵庫県の29・9%だった。 一方、文部科学省の17年度学校保健統計では、12歳(中学1年)の永久歯の平均虫歯数は年々減り、0・82本と過去最少となった。

うーん、この数字って自分にしてはかなり衝撃的な数字なんですが皆さんはいかがでしょうか?永久歯の数もどんどん減り0.82本って・・・・高齢者の予防医学をどんどん進めていくのももちろん重要でしょうが、やっぱり子供は国の、地域の宝なんですからもっと医療費なりケアなりにお金と人を割いてほしいですよね。

個人的にはここが底の状態だと思いたいです。札幌のみならず全国の歯科医師さん、是非頑張って啓蒙活動なり行政への働きかけなりどんどんしていってくださいね!

 

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