公開日:2018年11月19日

普段はいいのですが高齢者が体調崩した時に複数科受診していると・・・・

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

そろそろ外来が本格的に忙しくなってくる時期になってきました。土日は40~60人程度の患者さんが来院されておりその対応に忙殺・・・その後在宅患者さんの往診などもありドタバタと過ごしていました。

 

さてそんな中ですがやっぱり週末の外来で気になったのは、高齢者の方が体調崩したときにどうしてあげるかですね。

軽症で初診で来る高齢者の方であればすぐ対応できるんでいいんですが、かなり具合悪く受診される方も中にはいます。大抵そんな方の薬手帳なり受診歴をみると、複数科を受診され多剤投薬を受けています。

整形で骨粗鬆症の薬、脳外科で抗血小板薬、内科で脂質や糖尿の薬、耳鼻科でめまいの薬、皮膚科で抗ヒスタミン薬などなど・・・・

正直この状態で何とかしてください、って言われてもどこから手をつけていいのかすごい困ります。なぜその薬を服用しているのか、必要性は、病状は現在どうなのか、どこまで土日の外来で介入すべきか、など短時間では絶対対応できないような問題を内在して受診されています。

となると当院にできることは本当にプライマリーな治療だけとなってしまいます。うーん・・・・本当はもっと色々してあげたいんですが、いかんせんどうしようもないっていうのが本音です。

 

複数の専門医、専門科を受診してその科のベストと思われる治療をうけることはいいのかも知れません。ただ体調を崩したときのことを考えると個人的にはある程度の年齢の方は普段からかかりつけ医をつくってそこに足繁く通っておく、そんなことが必要なのではないかなって週末の外来を通じて改めて考えました。

 

皆さんの考えはどうですか?普段はいいとしても体調崩したときにどうするか考えていますか?とても大事なことだと思うので是非考えるきっかけにしてみてくださいね。

 

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