公開日:2018年07月22日

どうしたら安楽に楽しく過ごせるのか、訪問看護師に求められるポジティブシンキング。

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

先日とあるケアマネさんと話していたときに「訪問看護師さんの思考って何病院勤務の看護師さんと少し違いますよね」って話がでました。面白かったのでこの話少し掘り下げてみたいと思います。

このケアマネさんが言うには急性期病院の看護師さん=現状の身体面、日常生活面でのアセスメントからどのような生活をするのが望ましいのかを退院時に(ある程度)伝えてくれるけれど、在宅の訪問看護師さんはもう少し踏み込んだ考え方をしてくれて、「現状では~~だけれども、どうしたらこの人が希望するような生活ができるのか」とか「制限はあるけれどどうしたらもっと安楽に自宅で過ごす方法があるんだろうか」って常に考えてくれると・・

確かに人にもよりますが自分も概ね同じ意見です。

訪問看護師(まぁ在宅医もそうですが)をしていると、できない側面に目をむけてアセスメントするよりもその人の残っている能力をどう使って支援するのかっていう方に自然と目がいくようになるんですよね。

さらに自分が踏み込んでいえば「訪問看護師は●●ができないとは考えてはいけない」とさえ思っています。

↓まさしくこのとおりだと思います。

○独居だから薬の管理ができない

○主介護者が高齢だから在宅での生活支援の方法がない

○サクションが必要だから帰れない

○疼痛の管理が複雑だから自宅では過ごせない

等々・・・・できないと思うのは簡単ですが、自分の今までの経験上駄目だ!って思った場合でも必ず何かいい案や方法をためせばうまくいくことがあるはずなんです。

 

 

訪問看護師がギブアップしたら家族も他の医療者もギブアップしてしまいます。ポジティブシンキングで必ず良くなる方法がある、安楽に過ごす方法がある、っていう考えは訪問看護師さんには必須ですし、是非そういう風に考えて患者さんや家族の支援にあたってほしいですね。

 

皆さんの周りの訪問看護師さんはいかがですか?

 

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