公開日:2018年06月13日

メドレーのクラウド型電子カルテ「CLINICSカルテ」を外来×在宅医療で使用する場合の8つの課題

こんにちは、札幌で電子カルテ<モバカル>を使い外来×在宅医療を行っている医師@今井です。

 

CLINICSカルテ見せてもらいました

先日メドレーからクラウド型電子カルテ「CLINICSカルテ」がローンチされましたが、クラウド型であること、カルテとレセコン一体型ということ、オンライン診療などにも対応可能であることなどから興味があり本日説明を聞かせてもらいました。

結論としては電子カルテとして実践使用できるようになるためにはまだまだ時間がかかるのかなと感じました。

以下外来×在宅医療で使用する場合に課題だと感じた点を列挙してみます。あくまで今井の感想ですので参考程度にしてくださいね。

在宅医が考えるCLINICSカルテの課題

①統計処理がオルカでは難しく解決が必要

②日計や月報などが不十分

③医師同士や他職種との連携が電子カルテのみでは難しい

④未収金の管理が難しい

⑤在宅での医師のスケジュール管理が難しい、というか在宅スケジューリングがない

⑥看護記録がない。つまり看護師も使用することを前提としていない。

⑦請求書、領収書発行がオルカのみ

⑧レセチェックや病名チェックがオルカのみ???

などなど・・・正直期待は大きかったので現状の課題を目にすると少し残念な気にもなりましたが、まぁそれはどんどん色んな機能が実装されていくとまた変わるでしょう。一つ懸念なのはやはりレセコンにオルカを使用していること。どんなにカルテ部分が優れていてもやはりオルカがベースにあることで機能的には制限されることが大きいかと思います。

今後在宅でもオンライン診療やクラウド電子カルテの利用は必須となるのでこれからどう変化していくのか楽しみにみていきたいと思います!皆さんもよかったら中身みさせてもらってもいいと思いますよ!

 

 

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