公開日:2018年04月02日

施設と契約している薬局さんの薬剤師の居宅療養管理指導、問題あり!!全然管理できてません。モラルハザードが進行中・・・

こんにちは、連日外来診療と訪問している札幌の在宅医@今井です。

当院はあんまり高齢者住宅には出入りしないようにしており、数少ない関係あるところも当院からみて”良心的である”施設に限定するようにしています。

ただ外来診療で関わる患者さんに関しては本当に色んな住宅を利用されています。そんな患者さんたちですが高齢者施設に入居している場合薬の管理って大抵施設の人というよりは出入りする薬剤師さんがしていることが多いです。大抵の高齢者住宅では指定の薬局と関係があり、この住宅ではあの薬局、あっちの住宅ではこの薬局、というように利用する薬局は固定されていることが多いので処方だしてもその薬局さんがみることになるのですが・・・・・ここが大きく問題ありますね。

 

この高齢者施設と契約している薬局さん、ほとんどの場合居宅療養管理指導を算定し訪問薬剤っていう形態をとっているかと思いますが

全然役に立たない

ことがよくあります。

算定はしっかりするけれど薬も渡すだけで何も管理はしない、作用や副作用の評価もしない、医師へのフィードバックもない等々・・・・・結局これらの患者さんの薬の管理に関しては医師から施設の介護士へ指導するっていうことが最近続いています。何のための訪問薬剤師?って本当に感じます。

 

高齢者施設へ出入りする薬局のモラルが今問われれているのではないでしょうか?施設と契約して居宅療養管理指導を算定、薬の配達、管理をしているのならばきちんと中身のあるサービスを提供すべきですよね。

「○○薬局在宅支援センター」みたいな所できちんとしているところって本当に意味があるんでしょうか?悪貨が良貨を駆逐する、ではないですが最近本当に薬剤師さんの質が低下しているような・・・・そんな気がします。

(当院で付き合いのある薬局さんはまともな薬局さんが99%です)

薬剤師さんの在宅医療に関わる姿勢、会社の方針もあるでしょうがモラルハザードがおきつつあると感じます。皆さんの周りの薬局さんはどうですか?よければご意見ください。

 

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