公開日:2018年03月04日

在宅医療の現場で経験したモンスターペイシェントや家族について:ストレスマックスになります・・・

こんにちは、在宅医療と外来診療を行っている診療所管理者の医師@今井です。

外来でよくよく耳にするモンスター化した患者さんや家族、在宅医療にはいないんでしょうって思われるかも知れませんが理不尽な患者さんや家族は少ないですがいることにはいます。(確率的には200人か300人に1人くらいかなぁ)ただすごい

ではあるのは確かです。通常の外来や入院で経験してきた頻度程ではないですね・・・診療所の管理者としては患者さんのために在宅医療は提供してあげたいけれど、その対応のためにMSWや医師が文字通り振り回されるのは本当に困ることがあります。スタッフの精神的なダメージがホントに大きくストレスマックスとなります・・・

 

例えば在宅医療の現場で今井、もしくは当院が経験した例を以下に提示してみます

①訪問看護師が気に入らないとクレームを入れどんどん事業所を変えていく、在宅医もどんどん変わる

②入院が必要というので病院を紹介したらケアがだめだ、何をしているのかわからない、痣ができたなどで病院を訴えると言う(もうこの病院に紹介できなくなる・・・)

③薬を処方しても自己判断で中止していた→管理できていない在宅医が悪いとクレーム

④医師の態度が気に食わない、言葉がゾンザイであったと延々とクレーム

⑤治療経過が気に食わないから診療のお金を払わない

⑥自宅に帰ってすぐに看取りとなったのが納得できない、もっと長生きしてもらいたかったとひたすら文句

⑦往診や訪問看護はすぐに来ないなら意味がないだろ!と現場にて説教

⑧自費の物品の値段が高いだろ!(当院経由で買ったら多分最安値かなと思いますが・・・)

 

でしょうか。簡単に書き出すだけでこのくらい思いつきます。基本的に在宅医療者は医師も看護師も善人が多いのでクレームが入った場合は当院の対応に問題がなくてもひたすら謝罪を繰り返すことが多いのですが、これってどこまで対応する必要あるんだろうか?って思うこともままあります・・・・

今までは在宅医療は望む方だけが行っていたので基本的に患者さんも家族も落ち着いた方がほとんどでしたが、これからは病院にいれなくなったから、療養場所が自宅しかないからというネガティブな理由からの在宅医療を選択する人が増えるでしょう。その時に在宅医療の現場でのクレーム対応やモンスターペイシェント化してくる患者さん家族にどう対応していくのか、診療所としても検討する必要があるのでしょうね・・・

皆さんの周りには同じような経験された医療者の方いますか?今後在宅の現場ではどうしていくべきでしょうか?よかったらご意見ください。

 

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