公開日:2018年03月03日

かかりつけ医が外来で患者さんと話したいこと

こんにちは、本日も外来診療中の宮の森のクリニックの医師@今井です。

かかりつけ医って外来診療でこんなことを患者さんと話したいと思っています、ということを少し書いていきたいと思います。

外来診療と在宅医療の違い

外来診療ってやっぱり在宅医療とは違うなと日々感じながら診療行っています。診察する患者さんの年齢、疾患、環境などなど・・・その中でも特に一番違うなと感じる点は診察にかけられる時間と、問診による生活環境の把握です。

在宅では一回の診療が大体20分から30分程度、じっくり話を聞きながらお互いコミュニケーションをとることができます。が、時間が限られた外来では10分から長くても20分程度・・・・やっぱり中々外来診療では時間をゆっくりとることは難しいですね。そうなると外来診療では自然と話題の中心も医療的な面がメインとなってしまいます。うーん、かかりつけ医としては生活面のことも気になってはいるんだけれども時間切れ・・・ってよくあるんですよね。

また話す話題自体も在宅医療では問診では医療面でもそうですが自宅訪問しているっていうこともあり自然と自宅の気になる点が目に入るので、どんどん医療とは関係のない生活面に関しても聞いていきます。そうなると患者さんが2次元的に理解できるのではなくて、立体的、というか複合的に把握できるような気がしています。在宅医の他の先生もおそらくそうですよね??

かかりつけ医が外来で聞きたいこと

ということで外来診療の問診では、かかりつけ医は

患者さんの医療面のこともそうですができれば生活面のことこそもっと詳しく知りたい

と思っています。

皆さん外来受診されたとき、できれば医療面以外の生活の話題も一緒にしていきませんか?庭に植えている花、子供のこと、食事のこと、隣近所のこと、親戚のこと、なんでもいいんです。何気ない会話を1年、2年・・・・・5年、10年としていき、お互いを重層的に理解し合うことって医者と患者にとって絶対いい関係をつくるのに必要なことだと思います。

 

あなたはかかりつけの先生と医療以外の生活面の話されていますか?していなければ是非話してみてくださいね。きっと医師ー患者関係を越えた人としての信頼をつくれると思いますよ。

 

現在医師募集中→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

 

このエントリーをはてなブックマークに追加