公開日:2018年02月25日

改めてサ高住はどうあるべきかきちんと議論すべきではないでしょうか?

こんにちは、土日も休みなく外来診療している診療所の医師@今井です。

週末、特に日曜の外来は本当に色んな病院に受診している患者さんが体調不良で受診されます。まあ日曜開いているクリニックがあまりないので、対応できる限りの診療しています。頭部裂傷での縫合や虫垂炎、インフルや癌の緩和ケア、認知症診療や狭心症などなど・・・・そんな中で機になる患者さんが数名いました。

サ高住に住んでいる患者さんです。

家族の方や施設の方がつれてくるのですが、大抵病状経過についてだれも把握しておらず食事量や排便状況なども不明、飲んでいる薬の情報もあまりなし・・・・もちろん介護者に聞いても「連れてきただけでよくわかりません」とのこと・・・

介護保険の利用状況を聞くとそういう患者さんに限って「サ高住で行っているショウタキ利用しています」ってよくいうんです。

外来で20分から40分くらい情報まとめて対応方法相談し家族へ説明、クスリだしたり点滴して治療しますが大体それだけ丁寧にやっても医師への報酬は500点~800点くらい・・・一方管理もあまりしていないサ高住のショウタキは月に○万点もらっています。大体このようなショウタキってヘルパーさんが1日1~2回くらい自室訪問して通所と称して1階の広間に患者さん連れて行くだけなんですよね。

サ高住をとりまく介護の状況、介護保険の制度は歪だと思います。目的が良い介護を提供する、のではなくいかに利益を出すのかとなっている施設のなんと多いことか・・・・皆さんの周りではどうでしょうか?

これって本当にいいんでしょうか?改めて今サ高住はどうあるべきかきちんと議論すべきではないでしょうか?札幌だけの問題ではないような気がしますが・・・皆さんはどう考えますか?ご意見あれば教えてください。

 

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