公開日:2018年02月15日

これからの在宅医療は「多職種で学ぶ」姿勢が何より大事!

こんにちは、札幌の在宅&在宅緩和ケア医@今井です。

診療報酬の改定も方向性がみえてきましたが、これからはこれまで以上に在宅医療に各職種が多数関わってくることになりそうです。予想していた通りですが、そのような時代に在宅医療者はどのような姿勢で在宅医療や在宅緩和ケアに関わる事柄を学んでいくべきでしょうか。

これまでの在宅医療の現場での学び

これまでの数年をみているとどうしても同職種同士の勉強会で学びをしようという機会や会が多かったような気がします。リハはリハスタッフで、看護師は看護師で、ケアマネはケアマネで、在宅医は在宅医でそれぞれ興味のある事柄について学びを同職種で深く追求する、といったスタイルです。

同職種であるため共通言語で話しやすい、議論しやすい、話題を深めやすいといった利点はありますが、反面他職種がどのようにその事項について考えているのか、理解をしているのかいないのか、何を疑問に思うのかについては理解することができないままとなってしまいます。

地域包括ケアが進む、必要とされる時代にこのような方法で本当にいいのでしょうか?

これからの学びの方法について

基本的にはこれからの学びの方法は”同一職種で深く専門的に学ぶ”という視点ではなく”多職種で広く色々な視点から考えて学ぶ”という視点が必要になってくるのではないかと思います。知識を深める学びももちろん必要ですがそれ以上に多職種で学びの機会をつくることにより視野を広げる、他職種との共通言語をつくるといったことの方が重要になるのではないでしょうか?

<ある事柄を学び、そして他職種同士で教えあい、かつ相互理解を深める>

これからの在宅医療では職域の枠を超えてそんな風に学びあう姿勢をもつことが何より重要になる、そんな気がしていますが皆さんはどう考えるでしょうか?

当院でも諸々落ち着き次第多職種でのグループスタディ行っていきたいと考えています。ご意見あれば色々教えてください。

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