公開日:2018年02月02日

地域・在宅での活動に興味のある薬剤師さんへの10の質問

こんにちは、宮の森の外来診療医@今井です。

来年度から薬剤師さんの仕事、徐々に在宅シフトになってきそうですね。個人的にはもっと在宅の現場に薬剤師さんが出てきてほしいと考えていたので診療報酬上でも在宅への進出を促す形になるのは在宅医療全体にとっては良いことではないかと考えています。(薬剤師さんにとっては大変になるでしょうが・・・)

そんな在宅医療にどんどん積極的に参加しようと考えている薬剤師さんに、多職種が薬剤師さんにどんなことを求めているのか、また薬剤師さん自身が何を考えて在宅で活動したらいいのか、自分からの質問という形で薬剤師の皆さんの考えるきっかけをつくることができればいいなと思いました。なので以下に薬剤師さんあての質問をつくってみましたので参照ください。

 

地域・在宅での活動に興味のある薬剤師さんへの質問

1在宅での総合的な薬剤管理への準備はできていますか?残薬管理、作用と副作用のアセスメント、分割調剤時にどのような点に注意するか等事前に考えていますか?

2外来もしくは在宅医へ処方設計に役立つようにどのようなフィードバックをしたらいいか考えていますか?

3時間外、24時間対応はいいとしても土日も含め出動する準備はできていますか?

4患者さんの身体、生活、社会的な状態にあわせた服薬指導ができますか?

5退院時カンファレンスに積極的に参加できますか?

6在宅緩和や認知症患者さんのケアにどのように他職種と関わるか考えていますか?

7常に減薬の可能性を考えていますか?

8患者さんの栄養管理へ積極的に参加できますか?

9多職種へ薬剤の面からの指導をどんどんしていけますか?

10保健薬のみでない物販の拠点として患者さんに付加サービスを提供できますか?

 

ということで敢えて”こうして欲しい!”ではなくて薬剤師の皆さんへの質問という形をとってみました。できればこの質問への答を胸に在宅の現場にでてきてほしいと思います。薬剤師の皆さん、是非お待ちしていますよ~!



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