公開日:2017年10月18日

睡眠時無呼吸症候群について~土日も当院は受診できます

だいぶ寒くなってきましたね・・・

 

本日2回目の更新は睡眠時無呼吸症候群についてです。まずは一般的な睡眠時無呼吸症候群の周辺知識について記載していきたいと思います。

睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome:SAS)とは夜間の睡眠中に無呼吸もしくは艇呼吸発作がみられ、そのために日中の傾眠や起床時の頭痛などが引き起こされ、かつ長期的には高血圧や虚血性心疾患、不整脈、脳血管障害の原因ともなりうる疾患です。脚光を浴びるようになったとしては2003年2月の山陽新幹線の運転士さんの居眠り事故があってからでしょう。

以下がこの病気の典型的な症状です。皆さんの家族や友人で当てはまる方はいらっしゃるでしょうか?(なかなか本人が気が付きにくい場合もあります)

自覚症状

A)起床時の頭痛、頭重感

B)日中の傾眠、作業効率の極端な低下、

C)抑うつ、性格変化、記憶力の低下

他覚所見

A)睡眠中のいびきと呼吸停止

B)体の落ち着かない動き

C)夜間頻尿(トイレでおきるのではなく起きてしまうからトイレに行くことになるのです)

これらの症状に当てはまるところがある患者さんやご家族がいましたら是非受診を検討してみてください。外来受診後にはまずはスクリーニングの問診をさせてもらった後に合併症などの検査を行います。その後ご自宅で簡易型の睡眠検査機器によりSASの有無のチェックを行います。(診断がつかない場合などは専門病院での入院検査をお勧めします)

↓こんな感じです

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こんな検査をご自宅でして頂き、その後その検査結果をもとに病状について相談。必要があれば治療に移ります。治療は体重過多の人であれば生活習慣の改善や指導、睡眠習慣の改善、歯科治療などもあるのですが一般的には鼻マスク式の睡眠時持続陽圧呼吸療法を導入することとなります。

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この治療することによって上記自覚および他覚所見は改善するかと思いますが、えぇ・・・・・問題は継続的に治療するのが結構大変なことなんです。器械の装着もそうですが、医療機関自体の通院が月1回、もしくは2カ月に1度いかないといけません。平日しかやっていないクリニックや病院ですと都度有給とることになるかと思います。

当院は土日も診療していますので仕事を休まずに受診を継続することができます

 

病気が疑われる方、もしくは平日に休めなくて定期通院できていない方は当院の外来受診も検討してみてください。



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