公開日:2016年12月15日

私が看取られたい在宅医

最近「みなし訪問看護」でこのブログくる人多いですね。やっぱりどう始めるか迷っている人多いんでしょうか・・・

 

こんにちは、週刊現代さんが在宅医の特集をしている、先生の名前もちらっとでていますよと知り合いから聞いたので、早速ですがどんな記事なのか気になったんで雑誌買ってみました。

それがこちら、表紙↓

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で、記事が↓

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この記事で都道府件別の診療所のリストがでています↓

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北海道では坂本先生や前野先生とともに名前が一応出ています!!正直どんな基準で選ばれたのかよくわかりませんが一応これまでの活動が評価されたと思っていいのでしょうかね・・・・そうですよね、前向きに考えます・・・・・・記事の中に出ている他の全国のクリニックの情報もちらっと確認しましたがやっぱり在宅緩和ケア専門でやっているところは看取り数が圧倒的に多いですね。当院は基本的には認知症から神経難病、癌末期の方など、どの疾患でもどの状態でも基本的には断らず診察していますが、おそらくこの雑誌の中でも比較的アクティビティの高い診療所に分類されるのではないでしょうか。もちろん看取った患者さんの数や診療している患者さんの人数を競う訳ではありませんし診療の内容が重要だとも理解していますが、やっぱり今後もできるだけ多くの困っている患者さんを断らずにみていくこと、医療機関として絶対必要だと思いますので継続してアクティブに診療していきたいと思います。

またこれだけの濃厚な在宅診療ができているのは当院で一緒に診療してくれている医師や訪問看護ステーション、診療同行の看護師さんのみならず、裏方で働いてくれているSWや医療事務の助けがあってのこと・・・・・一緒に働いてくれる同僚に感謝したいと思います。(あと過去に一緒に働いてくれたスタッフにも感謝です・・・)

 

さて本日のニュースはこちら、高齢者の外来の自己負担の上限があがりそうですね。在宅は外来と同じ扱いなので在宅患者さんの料金も少しあがりそうです。でもこれから先年々あがることは絶対間違いなさそうですが、どの程度の金額が妥当なのか、現場でお金に困っている患者さんを診る側としては悩みが多いです。ただ視野を敷衍して財政状況を鑑みるとこのままではいけないのは火をみるよりは明らか・・・・・やっぱりこれは仕方ないんでしょうね。

時事メディカルより

外来上限、17年1万4000円=高齢者負担増、上げ幅圧縮-政府・与党 http://medical.jiji.com/news/3208

病院の窓口などで患者が支払う毎月の自己負担額に上限を設ける「高額療養費制度」の見直しをめぐり、政府・与党は14日、年収370万円未満の所得層で住民税が課税される70歳以上の外来診療の上限額を、現行の1万2000円から2017年8月に1万4000円へ引き上げる方針を固めた。18年夏には1万8000円へ引き上げる。
厚生労働省は当初、2万4600円への倍増を提案していたが、与党が「影響が大き過ぎる」と反発。上げ幅を圧縮することで決着した。新たに年間の上限額を14万4000円とする規定も設ける。
医療費抑制に向け、同省は高齢者に負担増を求める制度見直しの一環として、住民税を払っている70歳以上の全ての人を対象に17年と18年の2段階で、高額療養費制度の自己負担上限の月額を引き上げる案をまとめた。
このうち、年収370万円未満の所得層が外来診療で支払う自己負担上限の月額を17年に約2倍とする案には、自民、公明両党から異論が続出。特に公明党は引き上げ自体に強い難色を示し、自公の政調会長らが断続的に協議していた。
その結果、負担増はやむを得ないものの、一定の配慮が必要と判断。上げ幅を縮小することで折り合った。
政府は社会保障費に関し、16年度からの3年間で自然増を1兆5000億円程度に抑えるとの方針を打ち出しており、17年度予算では1400億円の削減を目指している。今後は上げ幅圧縮に伴う財源確保や、制度の詳細設計に向けた詰めの作業に入る。 (C)時事通信社

(2016/12/15 07:11)

 

 

雑誌をさっそく診療所のみんなにもみせてきまーす・・・