公開日:2016年10月02日

薬価の期中改訂への関係団体の意見

風邪をひいてしまったようで体温計ったら6度3分でした・・・・・うたれ弱いです・・・

 

こんにちは、土曜日は5年間みてきた患者さんのお看取りがありました。家族の方が本当に献身的に介護されてきた方で、経過で色々イベントはあったのですがその都度できることをご家族と相談して対応してきた患者さんでした。訪問看護師さんと処置を行い退室してきましたが、ご家族の気持ちが落ち着くのを待って2週間後くらいにはまた御焼香をあげに伺いたいと思います。

開業して5年もたつと当初よりみている患者さんも本当に少なくなってきてしまいました・・・・何かさびしいですね

 

さて本日は最近話題の高額な薬剤費にまつわる話題です。皆さんも知っての通り診療報酬の改定や保険診療、薬剤などに関わる議論は年中厚生労働省主体で行われています。今回はその公表された資料の中家から高額薬剤に関わる製薬業界の意見をみてみたいとおもいます。

ハーボニーやソバルティ、オプジーボなど、現状ではその適応となる疾患に投与すれば100万/月以上の費用がかかる、ものによっては年間の薬剤費用が3000万以上のものもあります。薬価に関しては診療報酬改定と同様に2年に1度の改定となっていますが加速度的に増加する社会保障費のことを考えるとこれだけの高額な薬剤に関しては2年を待たずに薬価を改定する、いわゆる期中改訂をどうするかが争点となっています。

自分の意見としては基本的には現行では期中改訂は安定した制度の運用上はしない方がいいとは思いますが、直近の社会保障関連費用の増大とそれに占めるこれらの薬剤費を鑑みるに今回はやむを得ないのではないかと思います。根本的なところで考えるとこれ以上の社会保障費の増大は看過できないと思います。保険診療でカバーする範囲をどの程度までにするのか、しない分野がこれからでてくるのは避けられないのでそこのところは国民的な議論が必要ですよね・・・・・在宅医療も将来的には部分的に保険診療から外れる範囲がでてくるのでしょうか・・・・

まずは各業界の意見をみてください。皆さんはどう考えますか?

中医協薬価専門部会 118回資料より http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000136382.html

資料① 日本製薬団体連合会 意見陳述資料 http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000136741.pdf

 

1

2

3

4

5

資料② 米国研究製薬工業協会 意見陳述資料 http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000136739.pdf

q1q2q3q4

資料③ 欧州製薬団体連合会 意見陳述資料 http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000136740.pdf

a1a2a3a4a5

まあ製薬業界にきいたらこういう意見がくるっていうのはほぼほぼ皆さんも予想した通りではないでしょうか。

って医師会の意見はどうなっているんでしょうか・・そういえば調べていませんでしたので探してみたいと思います