公開日:2016年09月26日

北海道の地域医療構想について

寝不足気味で運転が危なかったんです・・・

 

こんにんちは、というかこんばんは。あっという間に夜になってしまいました。ここ数日も定期訪問や往診、夜間休日の看取り対応などいつもと同じように診療継続しています。頑張って診療してお看取りして、また次の患者さん診させてもらってそれで対応して・・・患者さんみさせてもらうのはすごいうれしいんですが、ただ自分も含めどんなにうちのクリニックの職員さんが頑張っていっても対応できる患者さんには限りがあります・・・・というか北区から手稲区、南区まで本当に広範囲で困っている患者さん、多いですね

そんな時札幌、ひいては北海道の在宅を取り巻く医療状況は今後どういう方針で動いていくのかな、きちんと理解しとかないとまずいなと思い何か1次資料ないかなとネットで探したところありました。北海道保健福祉部から「地域医療構想」についての資料です。

そもそも地域医療構想とはなんぞや、下記参考にしてください。(地域医療推進局のHPから http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/cis/iryokeikaku/chiikiiryokousou.htm そのままもってきています。)

◇ 国は、いわゆる「団塊の世代」の方々が全て75歳以上となり、高齢化が一段と進行する2025年を見据え、「病床の機能分化・連携」、「在宅医療・介護の推進」、「医師・看護師等の医療従事者の確保・勤務環境の改善」、「地域包括ケアシステムの構築」といった、「医療・介護サービスの提供体制の改革」を進めており、第186回通常国会で、関係法律の改正法が成立しました。
◇ 改正法を受け、北海道でも、2025年に向けて、原則第二次医療圏を単位とする「構想区域」ごとに、急性期から回復期、在宅医療に至るまで、それぞれの患者の状態にあった医療サービスを提供できる、バランスのとれた医療提供体制の構築を目指し、北海道医療計画の一部として「地域医療構想」を策定します。

◇ 国のガイドラインでは、地域医療構想の達成に向けた病床の機能の分化及び連携に当たり、医療機関の自主的な取組及び医療機関相互の協議により進められることを前提として、これらを実効性のあるものとするために地域医療介護総合確保基金の活用等により、必要な施策を進めていくことが示されています。

とのことでした。

結論から言うと北海道でのこの地域医療構想、失敗する可能性大と個人的には思っています。(こんなこと書いて大丈夫でしょうか)そもそもですが、現状をしっかりと把握して、かつそれを基に10年後の地域医療の予測ができている人、多分ほとんど医療者でもいないんじゃないでしょうか。いわんや学識経験者や役所の人をや・・・・いきなり都道府県単位でこんな計画建てるのってはっきり言って絶対無理だと思うんですが皆さんどう考えますか?

ひとまず北海道では「北海道の検討状況」なる資料を公開していますので皆さんとそれを確認してみたいと思います。今日はこの資料みて各自でこの先どうなるのか、考えてみてください。

って自分の率直な意見はこれ以上公にはしないほうがよさそうなんです・・・・

 

http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/cis/iryokeikaku/chiikiiryokousou.htm より「北海道の地域医療構想素案」から http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/cis/iryokeikaku/kousou_publiccomment.htm 北海道地域医療構想概要版http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/cis/iryokeikaku/chiikiiryokousou/kousougaiyou.pdf  参考

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