公開日:2016年06月01日

低気圧通過中

こんにちは。本日は前線を伴った低気圧が北海道を通過中とのこと、札幌は訪問診療するのには最高の天気となっています・・・・・という訳はもちろんなく、嵐の中訪問診療を行っています(また風邪ひきそうです)。こんなときは病院勤務医時代の思い出が懐かしく一層輝いて頭の中にフラッシュバックしてきます。病院で勤務していた時は天気によっては病院に行くのってこんなに大変なんだなって思いもよりませんでしたが、今は患者さんの気持ち、骨身にしみて理解できています。週末は運動会ですし早く天気回復するといいですね。片頭痛もちの患者さん、今週は気圧の変化かなりありそうですからデパケンとか予防薬は早めに服用しておいてくださいね、ゾーミックなどのトリプタン製剤も忘れず携帯していきましょう。

ところで話は変わりますが先日(というか昨日です)ごう在宅クリニックの中嶋ごう先生が当院に遊びに来てくれました。滞在時間はわずかでしたがかわいいお子さんと一緒にきてくれて、当院の医師や事務、看護師さんなどにも挨拶して頂きました。ごう先生は開業前に自分が勤務させてもらった時に大変お世話になったので本当に頭が上がらないです・・・またちらっとその時に聞いたのですが、ごう先生のところも6月1日からMSWの方が勤務を開始されるとのこと。在宅療養支援診療所で働くMSWの方が少しずつでも増えることは札幌の在宅医療を考えると大変いいことだと個人的には思っているので、是非今後は当院のMSWとお互いに業務などについて相談する機会をもち交流していきましょうとお伝えしました。(当院のMSWもまだ募集していますので興味があれば皆さん連絡おまちしています・・・・)

開業準備前の当時を振り返ると、ごう先生のところでの勤務で一番ためになったのは診療はもちろんそうですが、それ以上に在宅医療の診療報酬の制度の勉強や電子カルテの選定などについてでした。簡単に電子カルテについて書くと当時ごう先生が使っていたのはダイナミクスという電子カルテ(多分今も使用されていると思いますが)。このカルテ、使い勝手は・・・・・ベストという訳ではないのですが、大変廉価であり零細開業医にとっては非常にありがたいです。(興味のある方はここみてみてください http://www.superdyn.jp /)コスパを考えると一人で在宅療養支援診療所を開設するときには一番の電子カルテと思います。使用方法は結構慣れが必要ですがごう先生のところにいる時に一から教えて頂きました。これから開業考えている先生いたら是非お勧めしたいですね。

現在は当院は複数医体制となったのを契機にNTTのモバカルというクラウド型の電子カルテに変更していますがこちらも悪くない電子カルテと思います。(当院が札幌で一番最初に導入とのことで担当の○田さんには何度も札幌に来ていただきました、ちなみに参照はこちら http://movacal.net/)ただカルテのデータ移行は・・・・・かなり大変でした、もうできるならカルテ変えたくないですが・・・他の開業医の先生って他にどんなカルテつかっているんでしょうね(まさか紙?)。これから在宅医療では診診連携や病診連携が進んでいくと思いますが患者さん情報の共有をどうしていくか、市や道レベルで考えていく必要があると思いますが皆さんはどう考えますか?

さて嵐は全くやみません。本日はまだまだ山積みのカルテや書類の整理をしていきたいと思います。