公開日:2016年04月23日

どんながん対策になるのでしょうか

道新の記事によるとがん対策を北海道レベルで検討すべく六位一体協議会を今夏に開催するそうです。是非中身のある対策がとられることを祈っています。以下記事の抜粋です。

がん対策協、オール北海道で 7月にサミット http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/health/health/1-0261729.html

がんの患者や医療者、行政、地方議会議員、民間企業、メディアの6者が連携し、オール北海道でがん対策を進める、北海道がん対策「六位一体(ろくみいったい)」協議会が20日発足した。地域のがん対策を官民一体で推し進める団体は2月に室蘭に誕生しているが、全道組織の設立は初。最初の取り組みとして、がんを取り巻く現状や課題を話し合う「第1回北海道がんサミット」を7月24日に札幌市内で開く。

六位一体協議会は、がん医療や患者支援の充実など、道が取り組む「がんに負けない北海道」の実現を組織の枠を超えて後押しし、47都道府県中2番目に高い北海道のがん死亡率の改善を目指す。

20日に患者やがんの経験者が加わって、正式発足となった。会長は長瀬清・道医師会長、副会長に近藤啓史・道がんセンター院長が就いた。患者や医療者、行政、メディアの4者で当面活動し、経済団体や道議会、札幌市議会などの議員にも参加を呼びかけ、文字通りの六位一体を目指す。

7月のがんサミットでは専門家の講演のほか、一般の市民を含む参加者が小グループに分かれ、道内のがん対策の課題を論議。提言書をまとめて知事や札幌市長らに届ける。

この協議会の発足を巡っては、昨年10月の道新フォーラム「オール北海道で がんを防ごう」で、患者を中心にした6者の連携が大切だと指摘され、関係者が準備を進めてきた。

発足時の構成メンバーは次の通り。

道がん対策推進委員会特別委員(患者・がんの経験者)、道医師会、道がんセンター、道対がん協会、道、札幌市、北海道文化放送(UHB)、北海道新聞社。

 

在宅の現場からは以下の点が常日頃から問題と考えています、少しでも改善に向けての方策がとられるといいですね。

①訪問看護や訪問診療の制度についてまだ知らない市民の人が多いこと(病棟の看護師さんも・・・・)

②がん患者さんをたくさんみているステーションや診療所自体も少ないこと

③訪問看護の利用頻度が少ないこと、もっと地域のステーションを積極的に利用してほしいなぁと

④在宅につなげるタイミングの調整が病院の事情もありどうしても遅くなりがちとなること

⑤独居生活者の支援体制について、それを支援するボランティア組織があったらもっと一人住まいの人を自宅で看取ることができること

⑥緩和ケア病棟の問題、土日夜間の体制や地域の問題など

⑦土日夜間対応できる薬局の問題

⑧麻薬の休日処方の問題

まだまだ色々ありますが書いていたらきりがなくなりますね。ひとつでも良くなればいいですねがひとまずまた往診に行ってきます・・・・