公開日:2015年03月28日

他国の終末期医療について~フランスの法整備

他国の終末期医療に関する記事ですが一緒に見てみたいと思います。

セデーションに関しては賛否両論あるとは思いますが、癌に限らず希望があればある程度は許容するべきと考えますが皆さんはどう考えますか。欧米とは基本的に個人の自己決定権への意識が根本的に違うので日本で運用する場合は、本人の自己決定ができない状況となった場合に家族の意思をどのように反映させるかしっかり考えないといけないと思っていますが・・

基本的には今後終末期医療に関しての話題が積極的にでてくること、そのような場が徐々に作られていけばいいなと思っています。

 

http://www.newsdigest.fr/newsfr/actualites/france-news/7000-2015-3-18.html より

mercredi 18 mars 2015 13:05
【パリ 3月18日付 時事】フランス下院は17日、回復の見込みのない重症の患者の苦痛を和らげるため、その患者が自然に死亡するまで昏睡(こんすい)状態に置くことを認める終末医療関連法案を賛成436、反対34の圧倒的賛成多数で可決した。上院での審議は5月以降に始まる見通しだ。

AFP通信によると、フランスでは医師が安楽死を処方することは禁じられているが、2005年の法改正で、患者の要望などに応じて延命治療を中断する「消極的安楽死」が認められた。下院が可決した新法案は現状からさらに踏み込み、患者を苦痛から解放するため、「深く継続的な鎮静状態」に置くことを容認している。

最近の世論調査では、回復の見込みがない患者を昏睡状態とすることについて、患者本人の同意がある場合は仏国民の96%が賛成。意識がないなどの理由で本人に判断が下せない場合でも88%が妥当だと答えている。