公開日:2018年12月04日

ALS患者さんへのIPS治療の治験はとても楽しみ!!【期待して結果待ちたいですね】

こんにちは、札幌で在宅医療の現場でALSの患者さんを診察させてもらっている在宅医@今井です。

札幌市内には神経難病に特化した病院が多くあり、さらにそれらに勤務している神経内科の先生、病棟スタッフさんも比較的在宅医療への理解がある医療者が多いため、当院でもよくALSの患者さんの在宅療養を依頼されて診察することがあります。

そんなALS患者さんへの治療ですがリルテックやラジカットなど色々ありますが、IPS細胞を使った治験が今回慶応病院で開始されるようですね。

筋萎縮性側索硬化症(ALS)に対するiPS細胞創薬に基づいた医師主導治験を開始

内容は上記HPみてもらえればわかりますが、エントリーするための条件が以下の条件を全て満たす患者さんとなります。

、①ALSの診断基準(世界神経学会El Escorial改訂)の「ALS可能性高し検査陽性」、「ALS可能性高し」または「ALS確実」に該当し、発症後60か月以内の方

②ALSの重症度分類が1(家事・就労がおおむね可能)または2(日常生活がおおむね自立)の方

③年齢が20歳から80歳の方

④身体機能の評価尺度であるALSFRS-Rの全項目が2点以上の方

⑤%FVC(呼吸機能)が70%以上の方(呼吸機能が保たれている方)

⑥治験期間中、慶應義塾大学病院外来通院(一部入院)が可能な方

 

ひとまずこの治験で結果でれば次のフェーズに進む事ができると思うのでできれば圧倒的にいい成績を出してもらって早くALSの医療現場で実臨床に応用できるようになれば・・・・なんて考えますがどうでしょうかね。

継続して治験興味持ちながらみていきたいと思います。ALSという疾患への治療、どんどん進んでいってほしいですね。

 

 

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