公開日:2018年11月16日

退院時カンファを開催してくれないと在宅の現場は大混乱からスタートします・・・

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

 

退院時カンファで1時間集まることって実はあんまり重要じゃないんじゃない?って病院側の医療者でそう思っている方はいませんか?

確かにしなくてもいいような軽微な病状の方もいますが、8、9割の入院患者さんにとって退院時カンファレンスはやっぱり重要だと個人的には考えています。

 

退院時カンファレンスをしないで退院してくると、大抵

①病院側からの情報は病院での医療を行う上で必要な情報を提供してくれるのであって、在宅側の医療者が必要な情報が網羅されていないことが多い

②そのため退院時カンファがないと退院当日にケアマネ、訪問看護とともに訪問→そこから必要な医療や看護、ケアについてアセスメント

③それが終了してから諸々のサービスを調整し手配することとなるためどうしてもタイムラグが生まれる

④結果家族や医療者の負担が無駄に必要になる

といった経過になります。

 

たった1時間の退院時カンファレンス、できれば在宅医療者の負担を減らすためにも病院にはお願いしたいのですが・・・・・まぁ難しい場合もありますよね。(自分も病院勤務医だったからよくわかります!)

少なくともこのブログをみた医療関係者の方や患者さん家族は退院する時に退院時カンファレンスが必須だよって覚えておいてもらえればありがたいです。

皆さんがお世話になっている病院さんはカンファレンスしてくれますか?あんまり積極的でなければ患者さんや医療者側からどんどん”してください”ってお願いしていきましょうね。

 

 

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