こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

 

当院の訪問診療は居宅の訪問診療や緩和ケアがメインで施設の訪問診療に関してはあんまり受けていないのが現状です。

というのも札幌のサ高住や施設に関しては質の差が大きいため、良い施設はいいんですがダメなところで患者さんをみることになると訪問診療したはいいけれど施設の尻拭いのための往診や夜間対応ばかり・・・・ってことが続いたことがあったためなんです。

けれども在宅や外来で診ていた患者さんが自宅での生活が困難→施設入所、となった場合は責任もって診療を継続したいので原則どの施設に入所しても診療範囲であれば訪問するようにしています。

 

そんな中で、当院の外来で診療していた患者さんがADL低下、いよいよ通院が難しくなってきたため従来より入所している、札幌の上場企業が経営している介護付き有料施設の一つに訪問診療することとなりました。

食事もとれなくなりつつあり点滴を行ってもよい状態・・・当然介護付き有料ですので特定施設となるため看護も内付きとなっているはずです。

早速施設の看護師さんに<訪問看護で点滴などの対応お願いできますかね~?>と聞いてみたところ、驚くような返事が帰ってきました!!

曰く<当施設の看護師はここでは対応することはできません>とのこと・・・・

 

ん??と思いその理由を聞いてみると以下の答えが帰ってきました。

①たしかに特定施設として介護保険は利用している

②ただしこの部屋は一般部屋であり介護部屋ではない!

③看護のケアを受けたいなら介護部屋に移ってもらわないとダメ

とのことでした。

でも一般部屋ってほとんどヘルパーさんも看護師さんもきていないでしょ?????

 

患者さんの言い分としては

①この住み慣れた部屋でこのまま住みたい、そのためにこの(特定)施設に入所したんだ

②そもそもこれまでも知り合いが介護部屋に移動したけれど行ったらすぐに体調悪くなっていた。だからあそこは絶対良くない!!

とおっしゃっておりました。

自分としては介護保険で特定施設として保険請求しているんだから看護も介護も一般部屋でも介護部屋でも受けられるはずだとは思うんですが、施設側もケアマネも全く本人の希望を聞く気はない模様・・・ひとまず診療だけではサポートをとてもじゃないですができないので早々に施設側と家族と当院のMSWとで相談することとなりました。

最悪自費でのサービスもありですが、でもサービスの利用できない介護保険のお金は払って本当に必要なサービスを自費で、って・・・・介護保険は患者さんではなくて施設の収入のためのものとなっていますよね。

 

<終の棲家>と考えて入居した施設でも希望通りのケアが受けられるとは限りません。本当にどの住宅に入居するか、どのような条件でサービスが受けられるのかはよくよく調べてから入居してくださいね。(もちろん良質なケアが受けられる住宅も少なからずありますよ!)

 

 

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