こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

 

在宅医療や在宅緩和ケアには単純に医療を受ける以上の価値がある、と自分は考えていますが皆さんはどう感じるでしょうか?少し自分の考えを書いていきたいと思います。

 

 

なぜ在宅医療を受けるのか。それは聞かれる患者さんや家族によって答え方は千差万別でしょう。

共通するのは「通院するのが大変だから」っていうことはあるでしょうが、人によってはその原因は認知症だから、であったり、骨折して動けないから、であったりもします。はたまた癌の緩和ケアを自宅で受けたいから、というのもよく自分達がお聞きする理由の一つです。

多くの患者さんは上記のような理由から<医療を受ける>のが目的で在宅医療、在宅緩和ケアを当院に依頼してこられます。まぁこれは当たり前ですよね。さらに自分も当初は在宅で医療を提供することが在宅の医療機関の仕事と思って、よりよい医療を提供することを目標に活動してきました。これも当然ですよね。

 

・・・とそういうやりとりを何百回何千回と繰り替えして感じたことは、患者さんやそのご家族が在宅で医療を受けることというのは、<本質的に医療を受けるということ>以上に人生をより豊かにすることができる、ということです。実感としてそう感じています。

なぜそう自分は思うのか?あくまで個人的な意見ですが、在宅医療の現場では患者さんや家族は医療という手段を自分の人生を自分らしく生きるための1つの手段として100%活かすことができているから、です。

医療を受けることが目的ではなく、医療を活かし自分らしく生きる、というあたり前のこと・・・・・けれどこれが現在の日本の社会の中でどれだけ難しいことなんでしょうか?

医療者の一人として現在の(高齢者)医療をみているとそう感じる場面が多いような気がします。

望まない延命、選択権のない治療、家族と過ごせない緩和ケア病棟での時間、好きな時に好きなことができない束縛された病院での入院・・・・・医療に束縛された人生は本当にその人らしく生きることになるのでしょうか?

在宅医療を受けるということは、医療を受けること以上に自分の人生を輝かせることができる、という価値が付随してくるのではないかとこの数年の経験で自分は感じています。

 

 

医療に皆さんが期待することはなんですか?医療を受けることが目的でしょうか?そうではないですよね。

在宅医療、在宅緩和ケアには<本質的に医療を受ける以上の価値がある>と自分は考えています。

皆さんはどう考えますか?よければご意見くださいね。

 

 

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