公開日:2018年08月21日

急性期病院で癌の治療終了→自動的に緩和ケア病院紹介、は患者本位の連携とは思えない。

こんにちは、札幌の在宅緩和ケア医@今井です。

在宅での看取りは毎日までとはいきませんが今月も続いているのは変わりありません。そして新しい患者さんも病院やケアマネさんなどから次々に紹介されてくるのも日常として変わりありません。

そんな診療をしている毎日の中でやっぱり気になることがあります。

それは急性期病院での抗がん剤での治療の後、もう治療自体が難しくなった患者さんがほぼ自動的に緩和ケア病院に流れ作業のように紹介されている場面を見ることです。

患者さんは結局緩和ケア病院に紹介されても、実は

「もっと自宅で過ごしたい」

「病院には入院していたくない」

っていう理由で在宅に戻ってくる患者さん結構います。

最初から在宅医療紹介して調整してあげればいいのに・・・・ってことここ数年ずっと感じていますが中々この現状は変わらないですね。

改めて病院間の連携は誰のためにあるのか、何のために患者さんに病院を紹介しているのかを病院で連携に携わるスタッフさんには考えてほしいなと個人的には思います。”バトン”をうまく渡せていますか???

 

皆さんはそんな風に感じることありませんか?よければご意見くださいね。

 

 

 

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