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公開日:2018年06月22日

【2017年市立札幌の赤字が10億円!】市立病院は地域包括ケアの中でどのような役割を果たすべきか?

こんにちは、市立病院には本当にお世話になっている札幌の在宅医@今井です。

市立病院の赤字、2017年度の単年で10億円越えなんですね。

市立札幌病院、昨年度10億8千万円の赤字見通し

 

前回のブログでも書きましたが、ひとまず累積赤字の問題はおいておいて、市立病院が今後地域包括ケアの中でどういった役割を果たすのかは非常に重要な問題ですね。

関連記事札幌の市立病院の赤字が100億って存続できるの!?地域包括ケアの時代における公的病院の意義とは?【公的医療機関等2025プランを踏まえて】

文中の提案では

①病床の適正化

②対象患者の明確化

を提案していますがこれは上記に書いたように自分も同意見です。

②の対象患者の明確化に関しては、この文中では高度急性期に絞っていくべきと書いていますが自分はそれは疑問です。

そもそも札幌市内には高度急性期を提供する医療機関は現時点では充分存在します。公的病院があえてしなければいけない、っていう程ではないかと思います。

すべきことはやはり在宅患者のバックアップをする地域支援の役割と、あとは救急医療の対応でしょう。

ただそうすると大きく機能が現状から変わるのでそこまでラディカルに変化させることができるのか・・・でも必要とされる病院になるために、また市内の病院では対応することが難しい患者を扱うという本来の公的病院の役割を果たすためにも上記の対応は絶対必須となると思うのですが・・・・(赤字については市立病院の独立行政法人化についても検討必要でしょうね~)

 

皆さんは今後市立病院に求められる役割はなんだと思いますか?よければご意見くださいね~。

 

 

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