こんにちは、本日もかかりつけ医として外来&在宅診療中の宮の森の医師@今井です。

今回のブログは在宅医療について知りたいと思っている札幌市の市民の方向けです。具体的には札幌市医師会が公開している、札幌市の在宅医がわかる在宅療養情報マップを使用して在宅医を探すときに注意してほしいことを4点にまとめて書いていきたいと思います。

在宅療養情報マップってそもそも何?どう使うの?

在宅療養情報マップとは札幌市医師会が作成している札幌市内の在宅医療に従事している診療所、病院がわかるリストとなっています。

トップページがこちらです。

医療介護従事者向けでは主治医副主治医の検索やその他諸々の情報を得る事ができますが、市民の方がこのページを検索する時はおそらくは在宅医って近くで誰がしているんだろう?いるなら問い合わせてみたい!って思ってみているのではないかと思います。

上部の市民向けページをクリックすると次のページに飛びます。

ここで訪問主治医のところをクリックしてみてください。次はこのページに飛びます。

ここで諸々条件を入れて検索をかけていくわけです。

このマップの問題点とは

と言う訳でとても使い勝手の良さそうな在宅療養情報マップですが、実際にはいくつかの問題があります

①その医療機関の実績がわからない

医師会が作成する資料ですのでやっぱり各医療機関が横並びに見えるように実績などは公表されていません。当院のように複数医師体制で居宅メイン、年間の在宅看取り患者さんが100人を越えるような在宅医療を中心に考えている診療所もあれば、外来の合間に5~10人くらいの患者さんだけをみていて24時間対応をしていない診療所もあります。あとは施設ばっかりみていて個人宅の在宅医療をしていないところだとかも・・・

実績がわからないと選びようがないですよね

②医師以外の情報が載っていない

当院であれば訪問看護ステーションや居宅介護支援事業所がありますし、MSWも在院しています。他には重度訪問介護をしている診療所、保育園!を行っている診療所さんも存在します。

一緒に看護をお願いしたい、訪問介護をお願いしたい、お金や社会情報がないからまずはMSWに相談したいなどの診療以外の詳細な情報が載っていないですね。

③診療範囲で検索がかかる

例えば”中央区 24時間対応”で検索しても中央区以外の遠いクリニックが検索で引っかかったりすることもあります。

在宅医療では自宅から近ければ近い程いい診療所というのは真実ですのでやっぱり遠い診療所が検索にでてきても・・・・・と個人的には思っています。

具体的に在宅医を探すときに取るべき手順

という訳で在宅療養情報マップについてと問題点について簡単に書きましたが、実際市民の方に探すときに取ってほしい手順について以下にお答えしたいと思います。

すごいシンプルです。こうした方がいい3つの点とは

①自分の住んでる区を選択する

②24時間対応の項目にチェックを入れる

③診療所検索でMAPを使用し自宅に近いところを3つ選ぶ

④その3つの診療所の情報を集める

これだけです。

上の項目でも書いたように

いい在宅医療を受けるためには自宅の近くの診療所を選択することがベターです。かつ24時間対応していないところは質の点で・・・・選択肢から外した方がいいでしょう。

なので自分の住んでいる区で選択し、ある程度の質の担保を確保するために24時間対応のチェック項目をつけ、その診療所をMAPで確認する。

3つの診療所を比較するのはそれ以上になるとよくわからなくなるし、3つもみれば大体どの診療所の雰囲気がわかるからですね。比較することはとても重要ですのでここの努力は惜しまない方がいいでしょう。

その他に注意してほしいこと

上記の項目で検索しても個人的にはお勧めしないクリニックが検索でひっかかることもありますので注意が必要です。

比較してもよくわからないってこともあるでしょうから、もし本当にさらに情報を得たいのなら近場の訪問看護ステーションやケアマネさんに相談して「どの診療所がいいの?」って聞いてみるのもいいかも知れません。

大事なので何度も書きますがこの情報マップは実績の公表がありません。なので本当に自分にあった在宅医、在宅医療機関を選ぶ時にこのマップだけで、1か所の医療機関を選択することは辞めた方がいいでしょう。

 

ということで今回は札幌市医師会が公表している在宅療養情報マップについて在宅医からの意見を少し書いてみました。何か質問ある方、相談ある方、当院はMSWもいますので遠慮なくご連絡くださいね~

 

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