公開日:2018年03月07日

在宅医に求められる7つの資質と在宅医の適応がない医師

こんにちは、本日も迷えるケアマネさんと対談している在宅医@今井です。

脳神経外科医には緻密な作業と長時間集中できる精神力が求められます。内科医には長期間にわたり患者さんと向き合う忍耐強さが必要です。では在宅医にはどのような資質が求められるでしょうか?以下に書いてみたいと思います。

在宅医に求められる資質

①自分を強く主張しない

言わずもがなですね。自分が自分が、という姿勢であれば患者さんや家族はもとより他職種からも支持されないでしょう。

②だれにでも水のようにあわせられる

これも①に通じるところはありますが、○が好きな患者さんには○になるし△が好きな患者さんには△となることができる、この資質ってすごい大事です。現場は常にアウェー、病院とは違いますから・・

③価値観や行動原理を変えることができる

これも①②と同じ、原理原則にこだわって行動するだけでは問題は解決しません。常に自分で考え行動していくことが求められます。

④コミュニケーション能力が高い

どんな医療技術も患者さんに相手にされなかったら発揮できませんし信頼関係も築けません。コミュニケーション能力は在宅医には必須の能力でしょう。

⑤専門科以外でも診察しようとする姿勢

まぁこれも言うまでもないですが全人的な診療は必須です。専門外の問題を「自分には無理!」という姿勢で臨んでいれば必ずそれは患者さんや家族にも伝わります。なんでも患者さんのためにやってみる、そんな姿勢が必要だと思います。

⑥他職種とも普通に接することができる

上から目線の医師は必要とされません。ヘルパーさんであろうがケアマネさんであろうが職種が違うだけで患者さんを支援する立場は同じです。その当たり前のことをきちんと理解することは絶対に必要でしょうね。

⑦患者さんの痛みを理解できる

これも普通の医療者なら当たり前ですが患者さんのつらさを自分のつらさのように理解して共感できる、そしてその解決のために努力できる。そんな人としての当たり前の資質はもちろん必須ですね。

 

こんな医師は在宅医には向いていない

逆にこんな意思は在宅医には向いていないでしょうっていうのを書いてみますね。多分皆さんの身近にもいるはずです。

①常に上から目線

②自分の主張をまず話し他者の話をあまり聞かない

③原理原則主義

④コミュニケーションをとるのが難しい

⑤専門科診療に特化し他は絶対みない

⑥他職種は医師にしたがって動くべきと考えている

⑦患者さんや家族の苦しみがどこか他人事

 

どうでしょうか?最初からこんな能力どの医師にもないかもしれませんが、努力でどうにかなる医師とこちらがどれだけ教えても理解してくれない医師もいることはいます。皆さんの周りの医師はどうでしょうか?

何かご意見あれば連絡くださいね!

 

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