公開日:2018年02月22日

往診から始まる精神疾患の治療~精神科の先生はもっと地域に出て行くべきでは・・・・・

こんにちは、本日も往診対応予定の札幌の在宅医@今井です。

外来診療していると抑うつ、不安神経症などの患者さんを結構診る機会があります。外来だけでなく在宅医療でも認知症の患者さんのみならず統合失調症の方、不安感などの神経症状から自宅からでることができない患者さんの診察依頼あり往診対応することもあります。大抵そんな患者さんって長年精神科クリニックに家族が通院し投薬だけ受けていることが多いですね。

自分としては患者さんや家族の方からゆっくり話を聞き対応を考えることは好きなのですが、毎回精神疾患の患者さんの診察して思うことは

家族の方が精神科のクリニックに毎回薬とりに行っているのに、何も介入してあげないのはダメじゃないか?

っていう単純な疑問点です。

精神科の先生はそんなに患者さんに介入していたら時間かかって利益にもならないし対応できないよっていうかも知れませんが、実際家族の方や患者さん自身ってどうしていいか自分達で解決できない問題を抱えていることが多いのが現状ではないでしょうか?そこをみてみないふりをするのは・・・・うーん、自分の考えではやっぱりダメだと感じてしまいます。

家族だけで解決できない問題に介入してあげる、もしくは自分ができなくても訪問看護や保健師の介入などを手配してあげる、そんな支援すらなく孤立している精神疾患の患者さんをみると、専門外ですが何とかできる限りでも往診して対応していきたいと考えています。

 

外来では解決できない問題に対し、往診から始まる精神科治療がある!!

自分としてはもっと早期から精神科の先生が地域にでて対応してあげるべきだと思いますが・・・・皆さんはどう考えますか?よければご意見教えてください。

 

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