公開日:2018年01月28日

これから医師が生涯医業を行っていく上で必要なこと

こんにちは、脳神経外科→在宅医@今井です。

新専門医制度の申し込みが一段落し、ある程度どの科に進むか初期研修医は決めていると思います。今現在の状況で専門医を取らない選択は99%の医師がしないのではないかと思いますが、皆さんは現在取得する専門医で生涯仕事していけると思っているでしょうか。

前回のブログでも書きましたがこれからは自分のしたいことはもちろん大事ですが、少子高齢化の急速な進展を背景に社会や国から医師に何が求められているのかも無視はできない時代・・・

さらに医療はこれまでの20~30年前とは比較にならないほど変化しています。例えばda Vinciによる手術ですが、既に前立腺以外の他の分野の領域にも導入されようとしています。自分がかつて専門科であった脳神経外科でも既に30年前のくも膜下出血=すぐ開頭手術から血管内治療がメインに変わりつつあります。この治療方法の変化は使用するデバイスの発達によりあっという間に進歩していくでしょう。さらにAIも近い将来導入されれば医師よりも正確な判断できるようになるかも知れませんよね。

そんな過去に類をみない急速に変化している時代の中で、とある医者が終生1領域の専門医として生きて仕事していけるか・・・どう考えますか?

自分は

医師はたった一つの専門科の診療で終生診療していくのは難しい時代となる

と考えます

 

正確に言うとできないことはないでしょうが、今より格段にハードルは高くなるでしょうね。大きく変化していくデバイスと情報共有やAIなどの診断補助ツール、それらがどのように僕らの診療に影響していくのかはまだ誰も正確にはわかりませんが今ままでのような診療スタイルの継続はまず無理でしょう。変化する時代にアジャストしながら、診療する科を変えて、さらに道具に併せて診療する方法を変え医師をしていく方法を常に考えないといけない時代になるでしょう。

自分はそのような未来において医師という職業で大事なことは医療的な知識ではなく、単純で古臭いですがやっぱり「人間的な魅力」と「周囲を巻き込んで動かしていく力」だと考えています。

医療状況がどんなに変化しても魅力のある人の周りには常に人が集まるでしょうし、新しいことに対応していくにも周囲を巻き込んで動いていく力は必須でしょう。逆にこれらがあればある程度何がおきても対応していける医者となるのではないでしょうか。

 

・・・ということでこれから医師が生涯医業を行っていく上で必要なことは「専門科での診療能力」だけではなく「人間的な魅力」と「周囲を巻き込む力」であると考えますがいかがでしょうか?

皆さんはこれからの医師のキャリアと必要な能力、なんであると考えていますか?良かったら是非教えてください。

 

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