公開日:2017年03月17日

”在宅医療=コミュニケーションの医療”

昨日は久しぶりに疲れきって爆睡してしまいました・・・・

 

こんにちは、最近当院のHPみて連絡くれる医療者の方、増えています。多くは在宅の制度や困ったことに関しての問い合わせなんですが、まぁできる範囲で色々答えてあげようかなって思って時間みつけてはコツコツと返答していました。ただ・・・・・・最近ですが、こっちの返答みて、聞きたいこと聞いたら全くその後に”有難うございます”とかって返事もない医療者の方が少しずつですが増えているんです・・・・・なんでしょうか、決して感謝してほしい!!ってわけではないんですが (確かに感謝してもらったらうれしいですが)コミュニケーションか何か断絶しているのをみると、残念だなぁって思ってしまいます。在宅の医療者なのだから、そこはきちんとしてほしいなぁと・・・・

 

と、こんな愚痴を書いても仕方ないですが、ついでですので本日は患者さんとのコミュニケーションについて簡単に書いてみたいと思います。

在宅医療=コミュニケーションの医療だと考えている自分にとって、どのように患者さんや家族とコミュニケーションをとるかは結構重要な課題です。・・・・といいつつ今まであんまり意識してコミュニケーションの技法、これだ!!っていうのを意識して使ってはいないので何が、今回は逆の側面から考えてみたいと思います。すなわちどんな患者さんや家族であればコミュニケーションが難しいのか?です。

とここまで書いてみたんですが、おそらく皆さんは”同業者のお医者さんが難しいのでしょ?”って自分が答えるのではないかと考えていると思いますが、実はそうではないんです・・・・・どちらかというとお医者さん(自分より年がかなり上の偉い先生)って実はそんなにコミュニケーションとるの、難しくないんです。こちらが知識ありますよっていう態度でいくともちろん駄目ですので、基本的には患者さんに状態を教えてもらいに行くっていう態度で行くと気を許してくれて話をしてくれるお医者さんの患者さんが殆どだったような気がします。本当に難しい患者さんは、どちらかというと”家族がケアマネさん”っていう場合が殆どかなと思います。在宅のことを知っていることもあるけれど医療の事はそこまで詳しくない、だけれども意思決定は自分がしたい、口はだしたい、結果として家族と医療者の間に患者さんが挟まれて・・・・・となっていくことが多かった気がします。(もちろんケアマネさん全員ではないのはあたり前ですので)まあ自分が未熟だったのもあるかと思うんで、誰がきてもどんな家族さんがきても対応できるような在宅医が理想ですね。その昔、どの先生が言ったか忘れましたが”在宅医は水のようなものだよ、患者さんのうつわに合わせて四角でも丸でも三角でも、おおきかろうが小さかろうがどんな形や大きさでもそれにもあわせていく柔軟性がないとやってはいけないよ”って教えてもらった気がしますが本当にこれは真実だと思っています・・・・・患者さんの価値観を大事にして、寄り添いながら関わっていきたいですね。

 

さて本日の医療ニュースは・・・・・・時間ぎれですのでまた後で書いてみたいと思います・・・・