という訳で19時の小串先生の送別会まで時間あるため再度更新です。

最近”病院での振り返りカンファ”を結構やっています。在宅患者さんを紹介してもらった病院に診療や訪問看護、SWとともに行って病棟や連携室の看護師さんと振り返りカンファを行い、連携の問題点や在宅での様子のフィードバック、お互いの感想などを話しあうことを行っています。何回か参加して感じたことを以下に適当に書き出します。

①病院側は訪問看護にどうつなげるか困っていることが多い

これは在宅側としてもそうなんですが訪問看護の価値をどう患者さんに理解してもらうのか、どう話をつなげるのかは難しい問題です。医療処置があれば簡単なんですがそうでない場合、診療のみならずお金がかかるけれど看護が必要だよ、って患者さんや家族に理解してもらうのもとても大事な作業ですね。自分としては看護の導入は”患者さんが一番信頼している人から提案してみては?”とお話しています。主治医であったり病棟の看護師さんであったり一番関係が築けている(言うことを聞いてくれる、医師が多いかもしれませんね)人から必要だから、って言われたらあんまり断ることはないかなと思います。看護のない在宅の看取りはあり得ませんのでここは非常に重要ですね。

②在宅側と紹介元と、役割の明確化は初回のカンファでしっかり行った方がいい

これは輸血などで定期的に病院に行く場合投薬などもそこで受ける形となることもあるんですが、体調変化する事がおおいため輸血=病院、処方や注射の管理=在宅、って初回できちんと決めておかないと後々めんどくさくなるなぁと感じました。

③在宅医療の理解のハードルは病棟の看護師さんではまだまだ高い

在宅でできること、できないことをどう考え解決していくか、家族や患者さんが病院(入院)に対してどう考えていたか、在宅に帰ることの意義はなんなのか、病棟で勤務している看護師さんに理解してもらうことはやっぱりまだいくつかの病院みていますが、なかなかまだハードルは高いのかなって思います。がこれはカンファしながら地道に少しずつ啓蒙していくしかないですね。早くどんどん病棟の看護師さんも訪問に同行して外に出てほしいですね。在宅での症状緩和、きちんと病棟と同じような感じではある程度までできるって知ってほしいですね。

④在宅チームでも考えている視点は違っていた

こまめに連携とっていたつもりですが医師、看護師、ケアマネさんなど結構着目点は違うので(当たり前か)お互いもっと連携とることが必要だよね!って当然ですが反省することもありました・・・・

 

などなど・・・・・・病院で振り返りカンファレンスすると担当のSWや退院調整看護師さん、病棟看護師さんなども話に加わってくれるので本当に患者さんについて何がよかったのか、どうしてあげるべきだったのか真剣に考えるいい機会となります。一人一人の患者さんをきちんと診ていくことはもちろん重要ですが、患者さんが残してくれた経験は関係者でどんどん共有してお互い顔の見える連携をとっていきたいですね。

 

さてここまで10分程度で走り書きですので内容何か不備あってもご勘弁を。本日の医療ニュースはこちら、医師国家試験の合格人数についてです。この記事・・・・単体でみると”そうなんだぁ”って流してしまいがちになるようですが、自分は少し違う見方をしています。このサイトみればわかりますが(http://www.icrip.jp/kokushi/kokushi_back_pass/) 、実は医師の合格率はどうあれど年々医師国家試験の合格人数って増えてはいたんですね。 この記事で重要なメッセージは”国がもう医師はこれ以上ふやさないよ”って、合格者数を絞った事によって暗示しているのではないかなと考えますがいかがでしょうか。(まあこれまでの人数が多すぎたような気がしますが)特定看護師さんの仕事、在宅分野での看護師のタスクシフティングの話、色んな話が出てきている中でのこの合格数減・・・・・皆さんはどう考えますか?

m3.comより https://www.m3.com/news/iryoishin/512520

合格率88.7%、過去10年で最低、2017年医師国試

新卒合格率100%は自治医科大のみ

厚生労働省は3月17日、今年2月に実施した第111回医師国家試験の合格者を発表した(資料は厚労省のホームページ)。新卒と既卒を合わせた全体の合格率は、前年より2.8ポイント低い88.7%で、過去10年で最も低かった。新卒に限った合格率は91.8%で、前年より2.5ポイント下がった(第110回の結果はこちら)。新卒合格率100%は自治医科大学だけだった。既卒の合格率は54.3%。 全体の受験者数は9618人で、8533人が合格。そのうち新卒者は受験者数8828人で8104人が合格した。男女別の全体合格率は、男性87.8%(5593人)、女性90.5%(2940人)。合格者に占める女性の割合は過去5年で最も高く、34.5%(前年比1.7ポイント増)に達した。

新卒合格率100%は自治医科大のみ

前年は4校が新卒合格率100%だったが、今年は自治医科大のみだった。 新卒合格率が90%以下の学校は、21校(前年6校)と大幅に増加した。

(防衛医科大学校を除く) 6年間でストレート卒業した新卒受験者の入学年度に当たる2011年度の医学部定員は、2010年度と比べて77人増の8923人だった。新卒の受験者数は2016年から168人増の8828人。2010年度以前の入学者も一部含むものの、今回の国試の新卒受験者の2011年度入学定員に対する割合で見ると98.9%(前回97.9%)だった。

9割に満たない大学は14校で、琉球(78.6%)、和歌山県立医科(83.0%)、信州(83.5%)、久留米(83.5%)、杏林(83.8%)、福岡(84.5%)、帝京(85.0%)、大阪市立(85.9%)、岐阜(86.9%)、東海(87.3%)、東京慈恵会医科(88.2%)、北里(88.4%)、自治医科(88.5%)、兵庫医科(89.1%)――だった。

出願者数に対する受験者数の割合が90%以下だったのは10大学で、杏林(78.4%)、帝京(78.7%)、愛知医科(80.6%)、川崎医科(82.2%)、近畿(82.6%)、藤田保健衛生(85.0%)、久留米(86.5%)、北里(89.2%)、岩手医科(89.4%)、関西医科(89.4%)――でいずれも私立大だった。

設置主体別の新卒合格率は、公立92.5%、国立93.8%、私立89.4%。既卒合格率は、公立63.2%、国立55.2%、私立54.6%だった。

合格基準は、一般問題が1問1点、臨床実地問題が1問3点で、必修問題は200点中160点以上(ただし、必修問題の一部を採点から除外された受験者は、必修問題の得点は総点数の80%以上)、必修問題を除く一般問題は198点中128点以上、臨床実地問題は600点中381点以上。禁忌肢問題は3問以下。

 

国がだす資料、数字にはメッセージがあるって自分は考えています・・・・このメッセージをしっかりと反芻して理解することで患者さんの診療に役立てていきたいですね。