公開日:2017年03月11日

当院の医師の働き方

今日で震災から6年ですね。亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします・・・・

 

こんにちは、本日の札幌は朝から雪ですね・・・・・庭の木の枝にも一時期雪がなくなりましたが今朝はまた連なっている状態でした。まぁでもあと2週間もしたら雪もなくなるでしょうね。

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さて本日は当院の医師の働き方について簡単に話したいとおもいます。

その前に1月16日の厚生労働省の医師の「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」において大阪赤十字病院の職員を対象に調査した結果を発表されています。以下のその資料スライド提示します。(原資料はhttp://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000148832.html の資料3 http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000148837.pdf からです)

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一応これって女性医師が活躍するためにっていう対策案ですが・・・・えぇ、ここに書かれていること「女性に限らず全医師にとっても非常に大事じゃないか」って思うのは自分だけでしょうか?

当院の医師の働き方の考えと重なっているなと思った点は以下の通り。①主治医として患者さんみてもらうけれど時間外の対応はチームで行いオンオフの切り替えをはっきりさせプライベートも充実させる②時短勤務認める③家族の行事で休むのは全く問題なし④時間内にできるだけカンファなどは実施するように努力する⑤医師をできるだけ増員し個人の負担を減らしていく、などでしょうか。働きやすい環境整えますので興味のある医師の方は是非ご連絡くださいね。

 

さて今日の医療ニュースはm3からです。医師の働き方、このような意見の方もいます。上の内容と下の記事と、見比べて皆さんはどう考えますか? (下の記事に関しては自分の意見はノーコメントでお願いします。)

m3.comより 働き方改革「罰則できると現場がストップ」、四病協 https://www.m3.com/news/iryoishin/505791

医療現場の実態を伝えていくことが重要と指摘

四病院団体協議会の総合部会が2月22日に開催され、終了後に会見した日本精神科病院協会会長の山崎学氏は、残業時間規制など政府が進めようとする働き方改革に対して、「(医療現場では)ファジーにやっていたのを、罰則ができると現場がストップしてしまう。困るということが分かっていないのが困る」と主張、医師の適用除外を求めていく考えを示した。一方で、当初の議題として記されていた働き方改革に対する「要望書(案)」のとりまとめについては、「法律でがんじがらめになっていて要望が作れない」とし、まずは医療現場の実態を伝えていく必要があると説明した。

政府の「働き方改革実現会議」は、長時間労働抑制のため年間残業時間を720時間(月平均60時間)までとする方向で合意。罰則も設けるとしている。繁忙期の上限では1カ月100時間とする案も検討しているが、労使の意見の隔たりは大きい。現行でも残業(時間外労働)については労働基準法が定める限度基準があり、年間360時間を上限としているが、運輸業や研究職など一部の職種では、適用除外となっている。医師を含む医療従事者は適用除外とはなっていない。

山崎氏は病院固有の問題として、「宿直」と「当直」の区分けで「『宿直』の形態で救急対応するなど、ファジーにやっていたのを、それも勤務時間に繰り入れる話になると救急現場がストップしてしまう。ちゃんとやったら医師は足りなくなってしまう」と現場の実態を説明。罰則規定を設けるなど法的管理を厳しくすると、夜間救急を断らざるを得なくなるなど病院が回らなくなると主張した。

法律に対応するには医師数を増やす必要があるとし、「(残業規制で)医師が足りないという話になり、日本医師会が嫌がる」と指摘。また、都内の病院の実例として、病状説明を午後6時以降に行わないようにしたところ苦情が多かったとし、「働き方改革通りにやると国民からクレームが来る。医師は応招義務があり、例外的に対応するように求められているのに、法律通りにやったら回らなくなる」と訴えた。

総合部会での協議事項として、「医師の勤務時間の在り方に関する要望書(案)について」とあったが、この日の協議では「法律でがんじがらめになっていて要望が作れない」とし、適用除外を求めるとしつつも、具体的な働きかけについては結論を出していない。当面は医療現場の実態を伝えていくことが重要という話になったと説明した。

また、政府で検討が進む「高度プロフェッショナル制度」(一定の年収がある、高度な専門性を有する、労働時間をコントロールできる――といった職業には労働基準法上の規制の一部を除外する)についても、医師は応招義務があることから適用されないだろうとの見解を示し、 同制度を一部変更することで医療職にも適用できないかを考えるべきという意見もあったという。

残業規制を巡っては、医師らの適用除外を求める声はあるが、現時点では医療関係団体としての公式見解はまとまっていない。日本医師会は、横倉義武会長が2月15日の記者会見で言及した。「まだ日医としての正式見解はまとまっていない」と断った上で、「研修医については、しっかりと上限を守っていく必要がある」とコメント。一方で、「患者の状態が悪ければ、自分の身を犠牲にしてでも、患者を助けなければいけないのが、我々医師の仕事。また医師には応招義務が課せられ、地域医療に混乱を来さないことも必要であり、働き方改革との接点をどう考えていくかの検討が必要」と述べ、対応の難しさをにじませつつ、一定の適用除外は必要との考えを示した。

 

自分も研修医1年目の時や釧路で勤務していた時は、週5で病院に泊まっていたことや病院外に飯食って病院に帰って寝るっていう生活していたんんで長時間勤務は結構好きなんですが・・・・・・・うーん、経営する側として考えると・・・・・・

さて土曜ですが天気が良くなってきました。一日頑張りましょうか