公開日:2016年06月28日

院外処方の是非

こんにちは、朝から気になるニュースがあったので是非一読を・・・・

院外処方せんのメリットに関しては確かに門前であればあまりないように患者さんが感じても現状では仕方ないかもしれません。薬剤師さんがその価値をはっかりと他職種に示すには在宅のフィールドにでるのが一番だと個人的には思いますが・・・・皆さんはどう考えますか?

 

薬事日報より

【関西医大総合医療センター】院外処方箋の全面発行中止‐門前中心分業に「メリット感じず」 http://www.yakuji.co.jp/entry51707.html

関西医科大学総合医療センター(守口市、477床)は5月6日の新本館開院に伴って、院外処方箋の全面発行を中止し、外来患者の調剤を原則院内で行う方針に改めた。患者の費用負担を軽減し、1カ所で薬を受け取れることで利便性を向上させて、病院の全体的な評価を高めることが目的だ。約16年間全面発行を続けてきたが、そのメリットを十分に感じられなかったという。ただ、方針の無理強いはせず、希望する患者らには院外発行を続ける。100%に近かった院外発行率は現在40%台半ばで推移している。

 

同センターは建物の老朽化に伴い、隣接する大学施設跡地を活用して新本館を開院すると共に、院外処方箋の全面発行を中止。関西医科大学附属滝井病院という名称も、現在の名称に改めた。本紙の取材に応じた同センター院長の岩坂壽二氏は、院内調剤に戻した理由について「まず、患者さんの費用面の負担を軽減したかった。また、外に行かなくても1カ所で薬をもらえることによって、患者さんの利便性は高まる」と語る。

院外処方箋の全面発行には「メリットを感じられなかったというのが16年ほどやった上での印象」。国の方針に沿って実施したものの「患者サービスが低下するということになれば、何をしているのか分からない」と話す。全面発行を続けるより院内に戻した方が患者サービスは向上すると見込み、それによって病院の評価を高めたいという。